2011年2月5日土曜日

歴史街道ウオーキングを有意義に ― 講演会「街道文化セミナー」を開催します


江戸期の東海道の旅に触れ、もっと親しんでほしいと企画された「東海道57次(?)の楽しみ方」

このセミナーは面白い!
江戸時代の参勤交代の効果がわかります。当時の宿場は今の「道の駅」です。悪いこと(無駄)ばかりではありません。今で云う「地域活性化」だったのです。

当時のお役人の人柄も見えてきます。関所の「抜け道」があったのです。そっ!人情があったのです。
改めて、古い時代劇映画を観ながら志田さんのお話を思い出すと「なるほど!」と笑ってしまいます。

53次がどうして57次?・・・答えは、京都から大阪までの区間を含めると57次になるんです。本セミナーは、このように「なるほど!」なんです。だから「親しみやすい!」「面白い!」なんです。セミナー後の仲間との懇親会も楽しい!是非ともご参加くださいませ。


講師は志田威さん。旧蒲原町の国登録有形文化財「志田邸」(志田さんの実家・一般公開中)に併設される「東海道町民生活歴史館」の館主です。

志田威さん 東海道町民生活歴史館館主 元JR東海/専務
 しだ たけし  静岡市清水区出身。街道文化研究家。JR 東海「さわやかウォーキング」の生みの親でもある67 歳。


「宿場町で育ち、小学2年で箱根宿を初めて訪れて以来、旅や歴史について興味を持つように。宿場と宿場の間にもおもしろい発見があり学びたくなりました」
近 年盛んな歴史街道ウオーキングのように、旧東海道を何度も歩いた経験を持つ志田さん。「一里塚や松並木、旧家、資料館などを見たり、昔からの名物 を味わったり。日常生活に関係の深いことや歴史的事件の現場に遭遇することも多く、次々興味がわき詳しく調べたくなります。足腰の鍛錬だけでなく、頭の体 操や健康対策にもなるのでは」。ただ、往時の面影を残しているもののほうが少ないため、「当時の街道や町民生活などを事前に調べて予備知識を持って散策す るとより楽しめますね」。
セミナーでは、特徴のある場所、当時の様子がわかるものが残っている場所などを自ら撮影した写真を交えて紹介。 見聞と体験を下にガイドブックには無 いような話が盛りだくさんです。また現地でどのような点に目を向ければ興味深く歩くことができるかなどポイントも紹介してくれます。
(南條亜紀子記者)
セミナー開催日程;近々にお知らせします。

最 近はNHK大河ドラマの影響もあり、幕末のことが注目されますが、慶応4年3月14日に薩摩藩邸で行われた江戸城無血開城に関する西郷隆盛・勝海 舟会談に至る迄に由比~興津宿にある「茶屋・藤屋の隠し階段とご主人の機転」が大きく貢献した事が紹介され、またこの隠し階段は現在でも見せていただける とのことでした。
このように東海道には様々な出来事が生じており、その関係箇所も多く、街道歩きをすると興味は尽きません。
今後のセミナーは地域編として、東海道57宿と脇往還である姫街道・佐屋街道の各4宿を加えた65宿の現状等について、4回に分けて以下の要領で開催致します。
知人・友人をお誘いの上、気楽にご出席いただければ幸いです。